2015年07月19日

SONY MDR-1Aを手持ちのヘッドホンと聴き比べてみた

すでに発売から半年以上が経っているが、ソニーのヘッドホン「MDR-1A」を入手する機会を得たため、手持ちのヘッドホンやイヤホンとの聴き比べをしてみたい。なお、本稿執筆時点で、本製品は価格.comにおける売れ筋ランキング第2位(ヘッドホンでは第1位)、かつ、満足度は4.43とヒジョーに好評で、否が応でも期待が高まりまくる!

聴き比べに使用した手持ちの機器は、Bose AE2w、Sony MDR-EX500SL、3DS用の巻き取りイヤホンの3つ。AE2wの音質の良さは確認済みだが、有線のMDR-1Aとどれだけ実感ベースで違いがあるのか比較してみたい。MDR-EX500SLはイヤホンとの比較用。最後の巻き取りイヤホンは「当て馬」のようなものだが、価格差30倍ほどの違いがあるのかを比べてみたい。

さて、今回の聴き比べに使用した楽曲は以下の5曲。
1)Juju Hello, Again
2)いきものがかり 風が吹いている
3)ルイ・アームストロング What A Wondoeful World
4)マライア・キャリー All i want for christmas is you
5)ボン・ジョヴィ Thesedays


Sony MDR-1A
自宅でのリスニング用に2015年に購入。

719mdr.png

音質 ☆☆☆☆☆(満点☆5つ)
他のレビューでも言われているように低音が強め。今回聴き比べたMDR-EX500SLも同様なので、メーカーの特徴なのかもしれない。
ボーカルもストリングも音の粒立ちが良い。素材が良いので、イコライザーで好みの味付けを探すのも面白いかもしれない。
本製品はハイレゾ音源にも対応しているので、今後はぜひともハイレゾとの聴き比べを行ってみたい。
もちろん、ふわっと包み込むような余裕はヘッドホンならではの魅力。

いきものがかりの「風が吹いている」は、ボーカルと楽器の力強さが魅力の曲。しっかりと楽器を鳴らす本製品の基本性能の高さが活かされる。
ドンシャリ系ではどうかと思ったが、マライヤでは曲の華やかさを若干セーブしつつ、コーラスなどのバックミュージックを丁寧に鳴らす印象を持った。
ボン・ジョヴィを聴くとストリングの力強さや弦をピックで弾く際の生々しさが際立つ。
JujuのHello,Againではボーカルが前面に出すぎず、音楽とのバランスが良い。ただし、バラード系ではしっとりと歌声を中心に楽しむ嗜好もあると思われるので、そうした場合には低音の強調が裏目に出る。
また、What A Wonderful Worldのような懐メロ系では、他製品と大きな違いが感じられない。

装着感 ☆☆☆☆☆
フラッグシップモデルではないが中〜高価格帯の製品として、装着感のクオリティは高い。
特にイヤーパッドのホールド感やフィット感が秀逸で、耳に装着した瞬間、音楽に没頭するための環境が整う。

外観・質感 ☆☆☆
外箱へのこだわりもソニーならではで、高級感が感じられる。開梱レポートはネット上にいくらでも溢れているので、本レビューでは割愛する。
一方で、製品のデザインと質感に関しては、目指すところが不明確で残念。曲面加工を多用したモニター系の造形はいいのだが、着色のしやすさを重視してか樹脂が多様され、ワンポイントのメタリックレッドも調和を欠いている(写真映えはするが、実際に手に取ったときの印象がかなり違う)。


BOSE AE2w
高音質なBluetoothヘッドホンということで2013年に購入。当時のレビューはこちら

719bose.png

音質 ☆☆☆
Boseと言えば低音重視かと思いきや、低音は驚くほどアッサリ。バラードを聴くと演奏は控えめで、ボーカルが前面にくる。軽やかに鳴らす傾向があり、聞き心地はまずまず好印象。
楽器の生々しさが若干弱い。ピアノの速弾きやバックコーラスなどでは、やや音が潰れた印象。
マライヤを聴くと、良く言えばホールで聴くような響きを感じるが、悪く言えば過剰なエコーでもある。
無線のため、再生直後に「プツッ」というノイズが入ることもある。ただし、それ以外のノイズ混入はほぼ皆無なので、リスニングの妨げになるほどの影響ではない。むしろ無線の品質に関しては秀逸だと感じた。
MDR-1Aとの比較なので音質については厳し目の評価とならざるを得ないが、一般的なリスニング用途として全く不都合の無いレベル。以前のレビューにも書いたとおり、「無線にしては・・・」という言い訳を必要としない程度にクオリティが高い。


Sony MDR-EX500SL
ちょっと音質にこだわりたくて2010年に購入。当時のレビューはこちら

719sony.png

音質 ☆☆☆☆
やや低音が強めなのはMDR-1Aと同様。
音量を上げたときの余裕はヘッドホンに劣るが、音の粒立ちが良く、音楽を楽しめる品質。
価格的にはBose AE2wよりだいぶ安価だが、イヤホンの守備範囲内での使い方であれば、音質的には本製品の方が上かと思われる。


サイバーガジェット 巻き取りイヤホン2
主にゲーム用に使用している1000円前後のイヤホン。見るからに安っぽいが、使用頻度は一番高いかも。

719makitori.png

音質 ☆
ふだん3DSやVita用に使っているゲーム用のイヤホン。そもそも音楽を聴くためのイヤホンではないが、全体的に明瞭さに欠ける印象。
音が霞の向こう、あるいは、カーテン越しに音を聴いているような感覚で、他の3製品との差は明らか。
コードが巻取り式のため、無造作にカバンに放り込めるのが魅力。安っぽいと言えば安っぽいが、中級以上の機種でもこの構造を採用してくれれば、俺は買うぜ!


posted by tkst at 02:57 | Comment(0) | ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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